疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

弟「司」 10

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(あぁ、司に脱がされてしまう……)
私の中にある罪悪感と言うものが私の瞳をギュッと固く閉じさせた。
首筋に絡みつく舌がゆっくりとその位置を前方へと変えるとき、その息遣いも一緒に私の前方へと回り込み、プツンと私のフロントホックが外され、上半身は完全に外気にさらされた。
「んぁ……」
少し汗ばんだ両胸が冷たくなったが、すぐに熱いと息がその谷間に吹きかけられる。
「これが花梨の胸……」
感動するようにゴクリと生唾を飲み込む音がして、生ぬるく湿った感覚が吐息のかけられていた谷間に走る。
「はぅ……」
その感覚に思わず体を反らせ胸を張ってしまったが、それは逆効果。
胸の中央に熱く汗ばんだものがピタリと張り付いた。
「ン……花梨」
胸の間に顔を埋めた司が嬉しそうに私の名前を呼んで、両腕を腰に回してグイッと私を抱きしめる。
押し付けられた司の顔は私の名を呼びながら左右に振られ、それにあわせるように私の両胸もプルンと震えた。
「ぃや……お願い……司、やめ……」
眼を瞑っていても自分の胸が揺れ、みだらに司の顔を挟んでいる様が思い浮かべられ、私は恥ずかしさと、もっとやって欲しいと言う思いの間で何とかその行為を否定する声を上げたが、司はまるで、私の心のやって欲しいと言う声を読み取ったかのように腰にまわしていた両腕を外し、左手で右胸を、右手で左胸を鷲掴みにする。
まるで乳搾りでもするようにうごめく手の平の動きに私は思わず口から出そうになる嬌声を耐えた。
(あぁ!!き、気持ちいい……ダメなのに……ダメだと思うほど……んぁ!)
「花梨……こんなに乳首を立たせて感じてるくせに……」
(ぃや!言わないで……わ、私……)
「ねぇ、眼を開けて見てみなよ。体は正直だよ?司」
「そ、そんなこと……ぁきゃっ!!はぅ!!」
そんな事無いと言おうと思った時、司が絞り上げている両胸を中央によせて、勃起して赤く震える両方の乳首を一気に口に含んだ。
待っていた感覚が胸の先から頭にまるで電気信号のように送られて、私は甘えるようにあまい喘ぎ声を出してしまった。
ジュルジュル、チュパチュパと舌で舐め上げては口に含んで舌で転がしながら吸い上げられる。
「あぅん……あ、あぁン!!」
「花梨……んぐっ、ヂュパ……花梨のおっぱい、美味しい……」
「ぃや……あぅ!あン!!」
否定の声を出そうとすればする程に、司はその声を出させないようにするように私の乳首に舌を絡ませ、たまに甘く噛んだ。
休み無く繰り返し胸から響く快楽の波に私は徐々に意識をその快楽に任せようとしていた。
(あぁ……イイ。イイの……おっぱい気持ちイイ)
こんなにも胸が、乳首が気持ちイイなんて知らなかった。
自分でさわる事はあってもそれとは全然違う感覚。
次に何処をどう刺激されるのか分らないという思いが、気持ちよさを数倍にしている様な気がした。
そっと瞳を開いてジュパジュパと吸い付く音のする方を見下ろす。
司は愛撫に夢中だと思っていたが、それは違った。
愛撫をしながら私の様子を見ていたのだ。
見下ろした私の視線と、司の視線がぶつかり、ハッと顔を熱くする私とは反対に、司はニヤリと笑う。
「見て……花梨。花梨のおっぱい、こんなにいやらしくなってるよ……」
司の言葉に私は何も言えず、司の手の中でその形を不規則に変え、司の指がめり込んでいる胸の肉の動きと、司の唇の中に吸い込まれては顔を出し固く、まるで豆粒のように勃起した乳首から目がはなせなくなってしまった。

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