疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

花梨の心 4

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雄介は、快楽が欲しいと眼で訴える私の様子をクスッと笑ってながめ、チュッと軽いキスをして体を離す。
「もうすぐしたら人が集まってくるから、ココまでだな」
「人が……」
チラリと給湯室の時計を見れば、私が来てから10分程度しか立っていないとは言え、確かにそろそろ人がやってくるだろう時間帯。
(……どうしよう……体が火照って)
自分の体が素直に反応しているのは考えなくてもわかっていた。
乗せられていた流し台から降りれば、ツツーと足に一筋、押さえきれなかった愛液が流れ落ちる。
「あ……(そうだ、パンティ穿いて無いから)」
「フフ、どうかしたのか?」
雄介は私の漏れた声の意味が分かっていると言わんばかりに私に視線を流していった。
「パンティ、返して」
「う〜ん、どうしようかな〜」
「か、返してよ。制服来てタイツ穿くって言っても……下に何も穿かない状態じゃ困るじゃない」
「俺、今日は外回り無いからな……コレは預かっておくよ」
私のパンティを握りしめて、スーツの家胸のポケットにしまって雄介は私の答えを聞かずに先に給湯室を出て行く。
「ちょ、ちょっと!」
雄介を引きとめようと一歩足を出すと、太腿から更に愛液が滴り落ちた。
「ぁんっ……」
「フフ、拭いた方がいいな。ココからでも見ようと思えば良く見えるぞ。舐めとってやろうか?」
「ば、馬鹿!」
クスクスと笑いながら冗談と思えない冗談を言う雄介を横目に、このままでは廊下も歩けないと、あたりを見渡し、近くにあったキッチンペーパーで滴り落ちた液体と、未だ溢れ出ようとしている股間をふき取り、ゴミ箱に捨て振り返ってみれば、既に給湯室のドアは閉められ、そこに雄介の姿は無かった。



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