疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

雄介の思惑 6

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ジンジンしてくる下半身に促されるように私の舌は、考えられないほど柔軟に雄介の尖ってその存在を主張している乳首を責め立てる。
「くぅ……うっ」
大きく叫ぶわけでも、何かを言葉を発するわけでもなく、小さく洩れる雄介の息遣いが私を更に興奮させた。
いつの間に私はこんなに淫らになったのだろうと自分が驚くほどに私の体は快楽を求める。
雄介と別れてから一度として男に抱かれた事は無い。
勿論私も女。
無性にエッチな気分になる事もあったけれど、素性の知らない男に抱かれようと思うほどまだ浅はかではなくって、なにより、私の中には司が何時だって存在していた。
決して一緒になる事は無いと思っていても、他の男の人と交わる行為は私にとって司を裏切っているようなそんな気がしていたから。
だから、今までそんな気持ちになっても、私は自分で自分を慰めた。
きっと……タガが見事に外れてしまったのだ。
そう、あの時、雄介に乱暴に愛された時に、私の中にしまいこんでいた【女】が目覚めた。
それも酷く淫女な物が……。
「花梨……」
雄介が私の名を呼び、そっと、スラックスのファスナーを下ろし、私はゆっくりと膝を曲げて頭の位置を下げていく。
微かに筋肉の割れ目が確認できるそのお腹を通り、ボクサーパンツの中の大きな膨らみに唇をそわせた。
ビクンと体とは関係なくそのふくらみが反応して勝手に跳ねている。
その様子に私の体は熱くなり、雄介の膨らみに顔を埋め、雄介の胸においていた縛られた両手をさげ、床にだらりと落とした。
四つん這いに似た格好になりながら雄介の縦長に膨らんだものをなぞるように頭を前後に動かす。
男の香りが私の鼻をくすぐって、もっと、男を感じたいと、私の唇はよりいっそう膨らみに押し当てられた。
「くっ…はぁっ!」
優しく、けれども圧迫感を与えて押し付けられる唇に雄介の口から息が漏れはじめ、私は大きく口を開いて膨らみを横からバクリと咥える。
ボクサーパンツ越しでも雄介の肉棒がドクンドクンと鼓動しているのが分った。
(ン……こんなに、太かったかしら?)
そんな事を思っていると、パチンと音がして、私のブラジャーが垂れ下がり、何の前触れも無しに私の胸の頂点がひねり上げられる。
「んふぅ!」
愛撫されたわけでも無いのに高ぶっていた私の体。
そこに電気に痺れたような快感がはしり、私は雄介の膨らみを咥えたまま声を出した。
なおもグリグリとこねくられる感覚に私は思わず唇を放し、雄介の股間に頬をつけて喘ぐ。
「ぁう…あぁ!雄介…ダメ…あひぃ…」
私の声に雄介は胸を愛撫するのをやめて私の脇に手を入れ、グイッと私の体を持ち上げ、自分の膝の上に私を跨らせた。





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