疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

雄介の思惑 7

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縛られている両腕の空間に雄介は頭を通し、腕は雄介の首の横に置かれる。
「雄介……」
熱い顔で下に見える雄介の顔を見つめれば、雄介はニヤリと笑って肩紐でぶら下がっているだけのブラジャーをよけ、私の谷間に顔を埋めた。
「ぁふ……」
雄介の熱く荒い鼻息が私の谷間にかかって、私はゾクリとして背筋を伸ばし、それがかえって雄介の顔を自分の体に押し付ける形になって、私は更に息を漏らす。
(熱い……熱いわ……)
心臓がドクドクと鼓動していき、私は谷間に埋められた雄介の顔が横にスライドしていくのを期待していた。
「花梨、凄いな……」
「え?……な、何が?」
『凄い』その一言が何をさしているのか……期待のドキドキに恥かしさのドキドキがプラスされて、少し上ずった声が私の口から飛び出す。
フフッと笑った雄介は顎を私の体に引っ付けたまま私を見上げて言った。
「何がって俺に聞くのか?じゃぁ、逆に聞こう…何が凄いと言われたと思った?」
ニッコリ笑う雄介は何だか悪ガキに見えて、思わずムッとした顔を雄介に向ける。
「……雄介、性格悪くなったんじゃないの?」
「そうか?こんなだっただろ?」
「違うわ。こんな風に意地悪じゃなかったもの」
「意地悪?俺がか?」
「だってそうじゃない……」
私の口はどんどん尖っていって、まるでアヒルのよう。
雄介が悪ガキなら、私は駄々っ子みたいって自分で思いながらも雄介の前ではつい甘えたな自分が顔を出す。
悪い癖ね。雄介がソコにいれば私は#name3##に寄りかかってしまう。
どんなに時間が経とうともそんな私は変わらないみたい。
そんな私の様子を見つめながら雄介がフッと意味ありげに息を吐くのが聞こえた。
「……花梨がそうさせてるんじゃないのか?」
「わ、私が?人のせいにしないでよ……あぁん!」
雄介のペースに踊らされまくってるって言うのに、雄介は私のせいだと言う事にムッとして、プイッと私が顔を背けると、雄介は私の胸の頂きをペロリと数回舐める。
「ふぁ!あぁ……ンっ!」
熱くしっとりとした舌は私の体に敏感に感じられ、縛られた手をギュッと握り締めた。
今すぐにも雄介の唇に胸を押し付けたい衝動を何とか押さえ、クッと唇を噛み締め顎を引く。
好きなように言われて、感じるのは何だか癪な気がして、我慢した。
「花梨の方がよっぽど意地悪だ……」
何故かそう呟いた雄介は、口を大きく開き、私の胸の先をバクリと全て咥え込む。
「あ!はぁン!」
雄介の舌は巧みに動いて、決して私が一番感じる先端を攻撃する事無く、その周りを焦らすように責め立てた。




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