疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

錯覚の中で 3

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触るか触らないかのぎりぎりのところで通っていく手の感覚に私は息をこらし、本当は大きくあえぎたかったが、そんな事、「姉の私が……」と恥ずかしい事だと我慢する。
私はもう司に犯され始めたと頭の中で考え、全ての行動の思考に「姉だから」という考えが付きまとっていた。
下腹部、へその辺りを通り過ぎた手が、私の恥丘を包み込むように捕らえる。
(あ…熱い……。欲しい……でも、私は姉、駄目よ)
私の中の淫女は完全に目覚め、いけないと、理性の私が警鐘を鳴らしたが、すでに体は求めるようにゆっくりとその両腿を開き、割れ目に指を誘おうと腰をひそかに上げていた。
腰を上げれば、私の体は私の胸をついばんでいる体に密着し、伝わってくるその体温がさらに私を興奮させていく。
しかし、私の足が開いた事も、腰を浮かせ手を押し付けようとしている事も分かっているはずなのに、その手は私の恥丘を包み込むだけで、その中へと入って行こうとしない。
(あぁん、じらさないで……)
すでに私の下半身はうずいていて、トロトロと熱い愛液が滴り落ちるほどになっていた。
そこにあると分かっている手が、思うように愛撫してくれず、腰を少し揺らして入ってくるように仕向けるが、手は一向に私の割れ目を愛撫しようとはしてくれない。
(この状態でお預けなんて……)
体をひねり、少し上体を起こすと、私の乳首を包み込んでレロレロとアイスを食べるように舐めていた舌と唇が離れ、ひんやりと冷たい感触が胸に広がる。
自分の手を下腹部へ向かわせる途中、冷たいその乳首を通れば、驚くほどに突き立っている自分の乳首を触った。
(私の乳首立っちゃってる…愛撫だけでこんなに)
乳首を責められるのはとても弱く、感じればすぐにふにゃふにゃだった乳首は硬く勃起する。
でも、ココまで尖るなんて、この前の雄介とのセックスとの時にだって無かった事。
司に犯される、それが私をこんなに淫らでいやらしくしている。それは事実だった。
だからこそ、何の動きも見せない恥丘に添えられた手がじれったい。
乳首を通り過ぎ、自分の手を恥丘に添えられている手の上に重ね、肩幅よりも小さく開いていた足を大きく開脚し、太腿につられるように下半身の唇が開く。
私の手に押し付けられた司(雄介)の手は開いた唇のその中へと指を滑らせた。
「ぁうん!」
ジンジンとすでにしびれていたその下半身にある、大きく膨れた蕾は指に押しつぶされ、思わず私は大きく反り返るように声を上げる。
私に導かれその指にねっとりと愛液がまとわり付いて、やっとその指は蠢き始めた。
5本のうち、2本が私の股間の唇をさらに広げ、1本が膨れておそらく真っ赤に充血しているだろうクリトリスを数回やさしく刷り上げて一度強く押し付ける。
「っん!くふぅ!…ぁあ、はぁ……ん!司、司、もっと、もっといじって!」
口をとじ、淫らな声を出さないようにと頑張ってみるが、その気持ちよさに自然と喉奥から嬌声が飛び出した。
気持ちよさのあまり、私はだらりと足をソファーからおろして、股間をさらけ出し、体をヒクヒクと痙攣させる。
それを感じ取ったのか、大陰唇を開いていた指は離れ、指が3本、トロトロと愛液を垂れ流す膣口へと挿入されて、グチュグチュと淫らな音を立てて愛撫され、快楽に身を任せた私は弄ばれるまま乱れて行った。




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