疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

愛と欲 1

イメージ


「何をやってるのかだって?見たら分るだろ?お前が家庭教師の女とやったことをやってるだけだ」
「雄介、あぁぁあ!」
冷たく司に向かって言い放つ雄介は私の体を持ち上げ、再び激しい挿入を始め私の口からはその挿入で空気が押し出されるかのように嬌声が飛び出す。
揺さぶられ、ただ喘ぎをもらして快楽を貪る私を司はどんな顔をして見つめているのだろう?
頭の中にジッと私を見つめる司の顔を思い浮かべれば、私の肉壁はギュッと雄介の肉棒を締め付けた。
(あ、ダメ……)
私がそう思ったのと、雄介が私の耳元で囁いたのは同時。
「体は正直だな」
雄介には嘘をつけない。私の感じている瞬間を一番良く知っているのは雄介だ。
雄介は司から斜め前にある居間の机の上に腰掛け、私の体を支えながら肉棒を引き抜く。
まだまだその硬度を保っている肉棒を雄介がそのままにして私を解放してくるはずはなく、これから何かをはじめるのは確実で、しかも恐らくこの場所に座ったという事は司に関係する事だろう。
(ダメ…これ以上は……)
私は抵抗しようと体をひねったつもりだったが、疲れきった体は全くといって良いほど私の命令を聞かずだらりと雄介に身をゆだねていた。
雄介は雄介に抱きついていた私の体の向きを変え、膝の上に座らせるようにし、後ろから腰に片手をまわして、もう一方の手で私の顎を支えて力なく俯いていた顔を上げ呟く。
「花梨、見てみろ」
(見る…?見るって)
閉じかけていた瞳を開けて映りこんできたのは司の顔。
(え?司?)
雄介に支えられて見つめた司の表情に私は驚き、疲れて閉じそうだったその眼を大きく見開いた。
先ほどまでは背中越しでその表情を見て取れなかったが、雄介の挑発に怒りなんだか悲しそうに震えているような声と気配から、司はきっと怒っているのだろうと、もしかしたら涙を浮かべているのかもしれないと思っていた。しかし、今目の前にある実際の表情は全く違う。
舐めるように、ゴクリと生唾を飲み込んでいるようなそんな表情で、じっと見つめる司の視線に私はドクンと心臓を鳴らした。
「見えるか?あいつ、お前が自分以外の男に犯されているのに股間を膨らませて、お前の体に興味津々だ」
雄介に言われ、私の視線は司の股間を見つめる。
そこには服の上からでも硬く、空へとそそり立っている物体があるのだとよく分るほどにパンツの布が張っていた。
(…司、そんなにも私を?)
肉棒を引き抜かれ、貫くような快楽から解放された私の体は少し収まりをつけていたのに、司の反応にハァハァと再び息が荒くなってくる。落ち着いてきていたといっても、私の淫獣は目覚めたままだったのだ。
「せっかくだ、もっとよく見せてやろうか?」
雄介は自分の胸に私の背中をくっつけるようにして、少し息の荒くなった私の両膝の裏に手を入れ大きく左右に開いた。
「あっ……」
大きく開かれた私の股間に司の視線が集中し、腕を縛られたまま体を乗り出して来て、凝視するその視線に私の体は見事に反応し、トロリとした密をその蜜壷から流す。
コレでもかと大きく私の両足を開く雄介に、その開かれた秘所を覗き込むようにジッと観察する司。
私はたまらず、力の入らない腕を無理やり動かして、両手で股間を隠した。
指に触れた愛液の量は私が思っていた以上にトロトロと流れ出していて、隠したはずの両手はぬるりと股間に紅く膨らむ蕾を刺激し私は思わず「ぁうん」と声を出してしまう。
「なんだ花梨、もう我慢できないのか?」
「そ、そうじゃ、な、い…ぁふぅん!」
膝裏に腕を差し込んで、私の体を抱え込むようにした雄介はその手で私の股間をいじくり、蠢くその指にビクビクと体を揺らす私の瞳には司がジリジリと私の股間に近づいてくる姿を映していた。


イメージ上へ
イメージ イメージ イメージ

web拍手 "

ぽちっとクリック応援よろしくお願いします♪

inserted by FC2 system