疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

愛と欲 3

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「お前に俺達の行為を止める資格はこれっぽっちも無い。黙って見ていろ」
そういった雄介は私の足を開いていた片腕を俯く司の頭に乗せ、グシャッと髪の毛を掴んで無理やりその視線を2人の結合部分に向けさせる。
(あ、イヤ……)
確実にその視線が私の肉竿を咥え込んだ下半身を捕らえるのだと自分の目に映って、私はとっさに足を閉じようとしたが、雄介はそれを見透かしたかのように司の髪の毛を掴んでいない、私の体を支えるように抱きかかえた腕で私の体を持ち上げ、肉棒が抜け切る寸前で力を緩めて下へドスンと落とした。
「あぅ!ンぁっ!」
膣壁を擦り上げ、膣奥にたたきつけられる。溢れた愛液が2人の結合部の隙間から漏れ出し、淫猥な水音が響き、その行為が2回程度行われただけで、私は自ら腰を動かし始めた。
ジッと司の視線が繋がった部分が蠢く様を凝視し、その表情が複雑になるのを瞳に確認した私は荒い息を吐きながら言う。
「ぁぁあ、お願い…っぅく、見、見ないで。司、見ないで……」
嬌声の中で拒絶の言葉を出せば、膣口を見つめていた司の視線がゆっくりと私の体を渡って、私の顔を見た。
すでに雄介の手ははずれ、無理やりにではなく、自分の意思で私を見つめる司。
オドオドとした瞳を私に向けるのかと思っていた司の視線はとてもしっかりとしていて、その瞳の力に私はビクンと怖さに心臓が鳴るのが分る。
(怖い……司の視線が怖い)
私はその視線から逃げるように瞼をギュッと閉じた。
「ぁ、んぁ…見ないで…司、お願い、見ないで…あぅン!」
凝視する司の視線を阻もうと必死で手を伸ばした時、雄介が今まで以上に肉棒をドスンと最後まで挿入し、私はその衝撃にそのまま、目の前に居る司に倒れこむ。
司の見上げていた顔に胸の谷間が当たったが、雄介の腕が私の腰に回されて、私に肉棒をたたきつけているため、それ以上倒れる事は無かった。
胸の谷間には荒々しい呼吸をする司の顔があり、汗ばんだ肌にその吸い込み、吐き出す呼吸がヒヤリとした感覚を招き、体は火照っているのに、背筋だけがゾクリとする。
深呼吸をするかのように繰り返される呼吸は、まるで私の匂いを味わっているようで、背筋のゾクゾクは呼吸をされるたびに走った。
「ダメ……ダメ……」
私の口から出るのはその言葉と嬌声。何がダメなのか自分でも分らないがとにかくダメだということだけが頭の中を回り口走っていれば、突然私の胸からしびれるような気持ち良さが舞い込んできて私は「ひぃっ!」と歯を食いしばる。
倒れこみ、向こうにある台所を眺めていた私は、その視線を下に向けて何が起こったのか確認すると、そこには、私の胸に唇を寄せる司がいた。
「はくぅ!司……何を…あぅん!」
司の唇から逃れようとのけぞれば、肉棒が膣奥までを貫き、肉棒から逃れようとすれば司に接近する。
とても危ういその構図の中、両手を縛られながらも、私の胸の中央を逃さないように咥え込んだ司。その口の中では私の大きく膨れ上がり紅くなった乳首を転がす舌があった。
「司…や、やめ、あっ!ふぅん……」
私が静止の声を上げようとすれば、司は軽く歯を立てて私の言葉をさえぎる。
抵抗しようと必死になる私の耳に後ろから荒い息を吐きながら雄介が命令口調の声が響いた。



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