愛と欲 6
「ヒィ!ヤぁあぁぁ!!」
上半身に感じていたやんわりとした快楽とは違う、貫くような衝撃に私は体を弓なりにそらせ、上半身を少しひねって下半身を見る。
私のお尻頬に両手を置いて、中央に向かって菊門を閉じるように押さえこみ、肉竿を私の膣道に突き刺して腰を振っている雄介は、ニヤリと笑っていた。
獣のように後ろから突かれ、もだえる私は本当に欲望の獣となっているんだろう。
膣口ギリギリまで引き抜かれた肉棒は膣の一番奥に叩きつけるように差し込まれ、それと同時にお尻に置かれた手で私を自分に引き寄せた。
繰り返される前後に振られる腰の動きに合わせて私の体も揺れ動く。
「ぁッ、クゥ!ぁッ、ハァ!」
注射器が薬剤を押し出すように肉棒によって行き場をなくした空気が私の口から吐き出されるように漏れ出し、何時しか私は瞳を閉じてしびれていく下半身の快楽に身を任せ始めた。
雄介の大きな肉棒を受け入れ続けた私の膣壁は完全に麻痺をしていて、すれる痛みもすでに快楽へと変換されている。
菊門の内部では小さなあの機械がブルブルとその振動を最大にして私に快楽を味あわせようと動き回っていた。
下半身の穴全てを支配され始めた私。
違和感でしかなかった、菊門内で暴れる小さな機械が送り込む振動が気持ちいいと感じ始めて私は慌てた。
「雄介、ぃやだ、お尻の、取って…ヒァッ!」
こんな所で感じ始めるなんて普通じゃない。そんな思いで必死に言った一言だった。
しかし、その訴えの底にあるものを見逃さない雄介は荒い呼吸の中言う。
「嫌じゃないだろう?お前の蜜でヌルヌルだったとはいえ、結構すんなり入ったぞ。結構コッチも好きなんじゃないのか」
「そんなこと、ぁはン…」
「痛がるどころか、感じているのがいい証拠だ」
「か、感じてなんて…ぁうん!」
感じてなど無い、そう言おうとした私の口からは明らかに快楽を感じている嬌声が飛び出した。
「良いんだろう?我慢する事は無い。もっと感じればもっと気持ち良くなれるぞ」
雄介の親指が押さえて閉じられている割れ目にもぐりこみ、菊門の入り口をつつけば、私の体はビクンと敏感にその刺激に反応する。
そして、差し込まれた肉棒に喜んでいるのか膣壁はギュッとその肉竿を締め付けた。
「くぅ、花梨、イイぞ、締め付ける!」
「ぁっ、ヒィ!」
激しい攻め。
菊門に刺激を送りながら叩きつけられる雄介の肉棒は熱く太い。
自分の体に感じる雄介の淫行に私の体はみだらに反応して揺れ動き、頭の中が真っ白になりつつあるのが分かった。
雄介の言う通り、我慢する事はないのかもしれない。
全裸で獣のようにもだえている状態の私が我慢をするのはおかしい事かもしれない。
そんな考えが頭の中に現れ、快楽に身をまかせ始める。
雄介に弄ばれ、悲鳴に似た声を上げながら快楽へ落ちようとした私が薄く瞳を開けば、思いもかけない光景が目に飛び込んできた。
着ていた物を全て脱いで、全裸になった司が私の目の前にいて、しかも膝を床につけて中腰の状態で、ちょうど私の顔の前に司の股間が存在している。
「司、な、何を……」
「舐めて、花梨姉さん…、いや、花梨」
ジッと熱い眼差しを私に向けて、大きく膨らんだ肉竿を差し出してくる司に、逆上せていた私の頭の中心が急に冷え込み、自分の今の状態を冷静に見始めた。
(わ、私…私、何を……)
小さな自分の部屋に私は全裸にされて、汗まみれ。
いつもは一人で静かな空間には嬌声と淫猥な水音が響いて、食事を取るテーブルや板の間には淫汁が飛び散って、私の体の卑猥さを示している。
四つん這いで獣の交尾のように、後ろから裸の雄介に突かれ、その勢いのまま体を前後に動かしている私。そして、そんな私の目の前には裸の弟がいて、淫乱な私にその大きくなった肉棒を舐めろと突き出している。
ダメだと頭の中で警鐘がなり、咥えてしまえばきっと戻れないところに言ってしまうと頭は、頭だけがそう思っていた。
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