くちづけ

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

ゼロと言う女 4

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「さすがは…名器と名高いゼロだ……クッ、締め付ける、上に…内側のざらつきが」
「ぅふぅん……はぅ!」
この男も結局は自己満足だけなのね。
私の声を聞くと、息が上がって、ストロークが速くなる。
「もっと……喘がせてやるぞ……」
「あぅん!もっと?」
「そうだ、感じろ……俺のモノに突かれて逝け!」
少しは変化をつけるけどやっぱり、コイツも駄目ね。
私を感じさせて昇天させるなんて程遠いわ。
テクニックの無い男は、ただ私の体に棒を突きつけるだけ。
長さがあれば奥まで届いてそれなりの衝撃が体に走るけど、女はね、奥までただ棒を出し入れして突けばいいってわけじゃないのよ。
わかってない男が多すぎるわ。
快楽だけ欲しいと、このオンナを自分が感じさせていると思い込んでいる男は、実際に女を感じさせる事は出来ない。
いいのよ、私はね。割り切っているから。
だからこそ、私は私の価値を決める為にお金を要求する。
男の詰まるように荒い息遣いが小さく聞こえ、うめく声が口から漏れ出したなら頃合。
それと同時に男の腰は狂ったようにゆすられて……。
そうよ、そうなった時、男はそろそろ絶頂に達する。
そして私の口からは最後にいざなう言葉が吐き出されるのよ。
「あぁぁ!イク!イッちゃう……!」
大きく体を仰け反らせ、今までに無く私の体にある男の肉竿をグイッと締め上げれば、男は思わずクッと唇を噛み締める。
「くぁ……で、出る……」
「はぅん!一緒にイってぇ〜」
単純な男は、私の声にハァハァと荒い息で答え、私は男の動きに合わせて少し腰を捻った。
そうすれば、男は一気に高みに到達し、最後の最後の突きを私にお見舞いして、そのままゴムの中に熱い液体を吐き出すのだ。
「あぁ、熱いわ……凄かったわ最高よ」
私のしめの一言に男は満足気に笑った。


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