くちづけ

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

ゼロと言う女 5

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男は使い終わったゴムをティッシュに包んでゴミ箱へ。
そして、私の手をとった。
「……なに?」
「風呂場にいかないか?」
フッと格好をつけて笑った男の魂胆が分らない私じゃない。
私は男の手から自分の手を抜け出させ、少し瞼を伏せて瞳を流し、男に微笑みながら言う。
「……やめておくわ」
「さっぱりするぞ?」
「だって、まだやりたりないんでしょ?だったら今さっぱりしても同じよ」
「フッ……そうか」
今さっき果てたはずの男の肉棒は徐々にその角度をましている。
私はね、男と一緒にお風呂は入らないのよ。
なぜなら男はそこでも私を求めたがるから……。
そして、私の体に何の予防もせずに入ってくる。
私はね、体を許しているって言っても、病気も妊娠もご免。
それに、お風呂場は私にとってゆっくりと体を休める場所でもあるしね。
男は私の体を視線で舐めてからニヤリと厭らしく笑って風呂場へむかった。


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