疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

雄介の思惑 9

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「ぁくぅ!はぁん!」
膣道に差し込まれた圧迫感と、雄介が的確に刺激してくる快楽に私は雄介の肩に額をつけたまま体をよじる。
決して、乱暴に指を出し入れするのではなく、舐めるように、私の膣道の感覚を味わうようにゆっくり、時に激しく…痛さを感じないその愛撫はただ気持ちがいい。
雄介以外の男の愛撫はただ痛いだけの時もあったけど、雄介の愛撫は違う。
そこには愛があるような、そんな錯覚さえ起こさせるほどに優しく気持ちイイのだ。
そして雄介は必ず愛撫をしながら必ず私の名前を耳元で囁く。
囁かれるたび、私が雄介を、雄介が私を満たして行っている気がして、多分どんな場所でも2人だけで2人を感じる事ができる様な気がする。
私の蜜は奥から絶え間なく湧き出して雄介の指によって掻き出されるように内腿を伝い、下へと滴り落ちた。
タイツを穿いているせいか、滴り落ちる愛液がべっとりと自分の肌にくっ付いてくるようで気持ちが悪い。
「ぁふぅ……」
少しその気持ち悪さに腰をひねった時、雄介の指が私の膣道から抜けた。
ゆっくり頭を起こして、少し雄介から放れると、雄介は私の愛液がべっとりとついた手を私に見せる。
「……凄い溢れっぷりだ」
「ばか、見せないでよ……ただでさえ恥かしいんだから」
「なら、もっと見せ付けよう……」
「あっ!」
ニヤリと笑った雄介は私と視線を絡めたまま、ゆっくりと自分の手を目の前に持ってきて、まるでソフトクリームを舐めるように舌を出してペロペロと手についた愛液を舐めあげた。
ネットリと指に絡み付いていて糸を引いていたその透明な液体は雄介の舌によって舐めとられ、雄介の喉がコクリとたまに動く。
けれど、その間雄介の視線が私の瞳から外れる事がなく、私の心臓は愛液がなくなっていくほど早鐘を打った。
とろりとした愛液が手からなくなると、最後の最後まで味わいつくすように雄介は指をしゃぶる。
雄介の発するその音が、行動が再び私の愛液を溢れさせていた。
(あぁ……そんな目で見ないで……)
まるで私を逃がさないようにするその瞳に私はハァハァと息を上げていく。
荒い息使いをしてはいたが、雄介が愛撫をしなくなって徐々に私の頭は静かになっていこうとしていた。




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