疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

雄介の思惑 15

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上体を起こした私の眼下には片目を瞑り、眉を寄せて必死で堪える雄介が居る。
「くぅ!花梨!」
「あぁああぁ!イイの…雄介のが熱いの!」
私の締め付けに耐える雄介の肉棒は膨張し、燃えるように熱く、私の蜜壷の中に居た。
「で、出る!ダメだ……花梨、どけ!」
「嫌…あぅ!雄介……私の中で、イって……」
「な、何を?!」
驚く雄介は私を自分の上からどかせようとしたけれど、私は雄介の胸にすがるように抱きつく。
別に雄介との既成事実が欲しいわけじゃない。
雄介に結婚をせまろうっていうわけでもない。
ただ、今だけは私の中で果てて欲しかった。私の中を埋め尽くして欲しかった。
私の頬に涙が流れ、それを見た雄介はグッと私を抱きしめ耳元で囁く。
「出してやる……花梨が望むなら、花梨の中で……」
「雄介……」
雄介の言葉に私は腰の動きを止めたが、今度は逆に雄介が激しく私の体を責め始め、雄介の挿入が明らかに本当に私の中に出すための物だとわかり私はギュッと瞳を閉じた。
あらゆる方向で突かれた私の子宮も既に限界を迎えている。
しかし、最後の雄介の挿入はその限界をさらに越え、私は狂わんばかりの快楽に身もだえした。
「あ!ふ!はくぅ!イ、イク……イッちゃう……」
「くぅ、花梨!イけ!お前は俺に突かれてイクんだ!」
「雄介!……あぁああぁ!」
雄介の背中に回し、抱きついていた手は爪を雄介の背中に立て、私の体はビクビクと痙攣し、肉棒を締め付ける。
「ぅくっ!出る……」
一瞬、私の中で膨らんだ雄介の肉棒を、雄介はギリギリまで引き抜き、最後の最後に一番奥まで一気にたたきつけた。
「ひぃぃ!」
最後の衝撃に私は抱きしめていた腕を解き、雄介の肩をつかんで、上半身は背筋をそるように弓なりになって硬直し、フルフルと震えた後、パタリと雄介の体の上に崩れ落ちる。
耳元で雄介の詰まるような声が聞こえ、熱いものが私の中に注がれるのを感じた。
蜜壷の中が徐々に熱いもので侵食されていく中、数回ビクンビクンと跳ねた雄介の肉棒は引き抜かれる事無く、私の中にいる。
(……熱い)
硬直した体は注がれる熱い液体に溶かされるように脱力していき、私は動かない体を雄介に預けていた。
未だ私の中ではねる肉棒は、どれほどの液体を私の中に注ぎこんだのか?そんな事をぼんやりとした意識の中考え、ズルリと肉棒が抜かれた瞬間、溢れるように熱い液体は私の股間からでていく。
雄介に預けたままの私の体を、雄介は抱きかかえて起き上がり、仰向けにして私をソファーに寝かせた。
「……雄介」
まだハッキリしない頭で雄介の名前を呼べば、雄介は私の両足を大きく開脚させて、流れ出てくる液体をティッシュでふき取る。快楽の余韻の残る私の秘谷はティッシュが通り過ぎるとビクリと反応を返していた。
「花梨、まだやりたりないのか?」
少しはおさまったがまだ荒い息を吐いている雄介が笑って仰向けで放り出される様になっている私の胸に吸い付く。
「んぁ…ゃん……雄介」
さすがにこのまま、またされてしまったら私はどうなってしまうか分らない。体を捻って抵抗を見せると、雄介は私の唇にキスをし「今日は終りだ……今日は」と意味深にそういって、私の体を抱きしめてフゥと息をついた。




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