疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

錯覚の中で 4

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「あぁぁ!!」
私の体は愛撫されるだけ愛撫され、その体内に太く長い肉棒が突き刺される。
何故かは分らないが、いつも以上に肉棒の感覚が私の膣壁にしびれるように訪れ、3回ほど奥を疲れただけで、私の体はビクビクと快楽の頂点に達した。
(こ、こんな事…初めて……)
だらりと体の力が抜けていき、私の耳にはグチュグチュと未だ出し入れされる肉棒の音が響き、それと共に再び私の快楽は沸きあがってくる。
「……ぁ、ぁはん!ダ、ダメ、イッた所なのに……ぅうん!」
頂点に達してすぐはさらにまた頂点に達しやすい。
あまりに早く1回目の頂点が訪れた事で、この調子で行けば何度と無く、突かれて私は立てないほどになってしまう。
幾度と無く体をひねって逃れようとするが、しっかり押さえ込まれた体は逃げる事もままならなかった。
目隠しをされ、聞こえてくるのは淫らな水音と、互いの呼吸。
そんな中、時間間隔も無くなり、どれほど私は犯され続けたのか、何度私は体を弓なりにそらせ、絶頂を迎えたのか全く分らない。
ただ、肩で息をし、自分で自分の体を支える事もできなくなって、口に突っ込まれた肉竿から放たれる熱い液体を喉奥に流し込まれむせるように我に返った。
(……体中が性感帯になったみたい。ソファーに触れてるだけでも体が興奮してる)
小刻みに震える体を起こそうとすると、私の体はフワリと持ち上げられる。
「ん……雄介?」
「偉く敏感だな……」
セックスの間一言も喋らなかった雄介が声をかけ、持ち上げられた私の体は快楽のせいで上手く力が入らずグラリとゆれ、雄介の胸と私の胸が密着し、唇が重なった。
「ぅふぅ…」
唾液を流し込むように私の舌に雄介の舌が絡みつき、腰に回された手は私の体を軽く持ち上げ、ゆっくりと、再び硬くなっている肉竿を私の体内へ挿入していく。
「ぅく!雄介…、も、もう許して……あぅん!」
「体はそうは思ってないみたいだが?俺のを苦しいほどに締め付けて気持ちよくしてくるぞ?」
「そ、そんな事…… あぁああ!」
私の両尻を握った雄介の手は乱暴に私の体を上下させた。
雄介に言われなくても分っている。私の体はこんなに力が入らなくなっているというのに、まだまだ快楽を求めていて、それが私は怖くて止めて欲しかった。
これ以上雄介という快楽のより所を感じてしまったら戻れなくなってしまうようで。
イヤイヤと首を振る私の耳元に雄介がそっとささやく。
「せっかくだ、見てもらうというのも良いな……」
その一言に私は今までの快楽がスッと引いていくようで、逆に背筋がゾクリとした。
「み、見てもらう?何を言って……」
固まる私の表情にニヤリと笑った雄介は私の体を下から支えるようにして抱きしめ、アソコで繋がったまま立ち上がる。
雄介が歩けば繋がったその場所の一番奥、子宮口に一歩ずつの衝撃が訪れ、私はクッと唇を噛み締めた。
背を向けていても雄介が歩いてやってきた場所がどこかはすぐ分り、私は雄介に抱きついて懇願する。
「お、お願い!止めて……それだけは止めて!」
「……ダメだ。お前は見せる義務がある」
「ぎ、義務?ぁああぁあ!」
【義務】そういう雄介の考えが分らない。
何より、こういうことをする人ではないはずなのに、司が現れてからの雄介の態度や言動が不思議でしようがなかった。


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