疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

愛と欲 7

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でも、体は……快楽を求める。
何とか冷静になって、この快楽から抜け出さねばならないと命令する頭と、ただ、その気持ち良さに腰を振り続ける体。
こんなに頭と体が別のものだと思った事はないほどに体は頭からの指令を全て拒否した。
後ろから突き立てられ膣奥の壁に当たり、膣壁を削り取る大きな肉竿に促されるように、私は目の前のまだ青臭い亀頭に唇をつける。
「ふぁ…花梨……花梨の唇が」
ただ先端にキスをしただけでスグにそこには透明の液体が現れ、私がそれをすすれば頭の上からは司の切ない声が聞こえてきた。
私の弟の肉竿は雄介よりも少し小さかったけれど、その体温の高さは雄介よりも熱く、私が唇をつけただけなのにその先端から透明の液体をじんわりと漏れ出し、私はその様子にそれほど求めていたのかと一気にさめかけていた頭は欲望に支配される。
口に肉棒を含む。
両手を床につけ、口の中に含んだ肉棒に舌を這わせて出し入れすれば、頭の上からは弟の途切れるような息遣いと気持ちよさを示す声が聞こえてきた。
(あぁ、司、感じてるのね。私の口で感じてくれてるのね……)
いまだ消えない頭の中にある【姉】という感覚。
それは口に弟の肉竿を頬張れば頬張るほど、背徳感を感じながらの快楽へと変換されていった。
ダメだと思えば思うほどゾクゾクとした感覚は司を男として見ながらも、姉と弟で交わるという感覚を味わっているようで、私の頭の中は拒絶と快楽と混乱で滅茶苦茶になっていく。
考えをまとめなければ、ちゃんとした行動をとるんだと考えようとした瞬間、私の頭に手が添えられ、無理やり頭を動かされた。
「んぐぅ!ぐぐぅ!」
「もっと…花梨、もっと咥えて」
のど奥に容赦なくたたきつけられる亀頭に何度か吐きそうな感覚に襲われた私だったが、司は私の口を犯していることに必死で気づかない様子。
(もうダメ、吐いちゃう……っ!)
私がそう思った瞬間、後ろから突いていた雄介の肉棒が引き抜かれ、私の体は腰に回された雄介の手で後ろに引っ張られ、司の肉竿から私の唇は離れる。
流れるよだれを近くにあった洋服で拭き、床に力なく倒れこんだ私の体を雄介が抱き上げ、ソファーに座らせチラリと司を見た。


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