疑弟〜ギテイ〜

<Sweet Orange Story

  Love 愛しき言霊>

愛と欲 9

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大きく胸を晒し、ソファーに足をかける形でM字に開脚された足。
体はじっとりとぬれて、桃色に淫欲を主張する。
そして、そんな私の目の前に、全裸になり、お預けを食らっている司の姿があった。
すでに荒い息を花から放出し、半開きになった口からは私の名前が何度もこぼれている。
「ぁう、司…」
「花梨」
じりっと近づいてくる司の口から「姉さん」という言葉がなくなっていることに今更ながら気づいた。
改めて目前に立つ司を眺める。
興奮した顔つき、息遣い、獲物を捕らえたような瞳。どれも私の体を見て反応したこと。
出会った頃はとても小さくて弱弱しい存在だった司の体も筋肉がつき、とても逞しい。
引き締まった、若い体は青く、大人の雄介とは違い、ハァと私の口から熱い息がこぼれた。
しかし、視線を下に向かわせて、司の大きく膨らみ脈打つ男根が視界に入った瞬間、のぼせ上がっていた頭が側面からはっきりしていく。
なぜかは分からないが、これから犯されてしまうような恐怖にも怖さが心の中からじんわりにじみ出て、雄介によって晒された自分の肉体を何とか司の視線から遠ざけようと体をねじった。
動かない体に無理やり命令して何とか手だけでもと思っている私の思考を読み取ったのか、ソファーの後ろに回り込んだ雄介が私の手首をつかむ。
「ぃや、雄介…やめて」
ソファーの後ろに腕を引っ張られ、そのまま、手首を縛られれば、嫌でも体が背もたれに沿うように反らされ、先ほどよりも大きく胸を見せ付ける形になってしまった。
「もがいてもかまわないが、大きな胸が揺れて、逆に誘っているように見えるぞ」
耳元で脅しのように囁かれる言葉の通り、私の胸は無防備に晒されたまま、振動にプルプルと震え、揺れ動いている。
「こ、こんなこと。どうして…」
「初めはヤツに見せ付けるつもりだったが、あんなになってたら男としては生殺しもかわいそうだと思ってな」
「そんな…」
雄介の考えは全く分からないし、分かりたいとも思わない。
ただでさえ、私は雄介に貫かれ、結婚していると知りながらもその快楽に身をゆだねてしまっている。
もう、私自身、欲望をとめられず、自分で自分を律することなど出来なくなっているのだ。
そんな中で、司のあの男根を突き立てられでもしたら、きっと私は帰ってこれなくなる。
「お前の姉さんを好きにしていいんだぞ。司」
「す、好きに…花梨を、俺の好きに…」
「あぁ、見てみろ、花梨もそれを望んでいる」
雄介の言葉に、私は必死で首を横に振ったが、司の視線は私の顔から下へ向かい、大きく開かれたままの割れ目を捉えた。
「花梨も俺の好きにされたいって思ってる?」
荒い息を吐き、私の割れ目に向かって問いかける司に答えたのは雄介。
「良く見ろ、あそこがパクパク動いているだろう?」
「うん、動いてる」
「あれは体が欲しがっているんだ。花梨はお前が欲しくてしようがないんだ」
雄介の言葉に嘘は無い。
私の下半身は早くしてといわんばかりに蜜を垂れ流し、物欲しげにその口を開いていた。

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